有機フッ素化合物に関連したよくある質問
<有機フッ素化合物に関連した専門的な質問>
■用途・性質
質問1 有機フッ素化合物とは、どういうものですか。
回答1 有機フッ素化合物はフッ素と炭素(有機物)が結合した化合物で、非常に多くの種類があります。有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。そのPFASの中でも、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)、PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきました。そのうち、PFOSについては、半導体工業、金属メッキ、泡消火薬剤に、PFOAについては、繊維、医療、電子基板、自動車、食品包装紙、石材、フローリング、皮革、防護服に用いられていました。
■基準等
質問2 水道水中の有機フッ素化合物の基準はありますか。
回答2 日本では、令和2年4月1日に有機フッ素化合物のPFOS及びPFOAが法令で検査が義務付けられていない「水質管理目標設定項目」として位置付けられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として50 ng/L以下」となっています。
■健康への影響
質問3 健康影響のおそれがあると聞いていますが本当ですか。
回答3 国において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因と見られる個人の健康被害が発生したという事例は、現状において確認されていません。
その他詳細につきましては、環境省ホームページをご覧ください。
<岡山市水道局のPFAS対応に関する質問>
質問4 いつから検査しているのか。
回答4 国が水質管理目標設定項目とした令和2年の12月から検査を開始しています。
質問5 現在の検査場所、検査回数の状況は。
回答5 令和7年度からは、三野浄水場含め7か所の浄水場の原水と浄水(処理水)及び各エリアの給水栓について年4回の検査を行います。
質問6 検査結果について公表しているのか。
回答6 ホームページで公表しています。以下をクリックしてご確認ください。なお、令和3年度から令和5年度までの結果は、水質試験年報としてホームページに公表しています。
令和6年度 有機フッ素化合物検査結果について (PDFファイル: 52.8KB)
令和7年度 有機フッ素化合物検査結果について(令和7年5月27日更新) (PDFファイル: 599.5KB)
質問7 これまでの検査結果の評価は。
回答7 市内全域の水道水において、暫定目標値の超過はありません。
質問8 宇垣浄水場における具体的な対応策とは。
回答8 PFAS濃度上昇に備え、近隣の矢原浄水場の水で宇垣浄水場の原水を希釈しています。また、令和5年10月からは検査回数を月1回とし、その検査結果をホームページに公表しています。
宇垣浄水場系の有機フッ素化合物検査結果について(令和7年5月27日更新) (PDFファイル: 266.6KB)
■その他よくある質問
質問9 個人宅所有の井戸への調査対応は可能か。
回答9 水道局では水道水に関する調査は行っていますが、個人宅所有の井戸についての調査はしていませんので、民間事業者等にお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
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